2008年3月19日、タイミング制約の検証ソリューションを手掛ける、米FishTail Design Automation社は、同社の製品「Focus」および「Confirm」がSTARCの開発する設計メソドロジ「STARCAD-CEL V2.0」に採用された事を発表した。

KARMA-EDA2008-03-21


プレスリリース:http://www.fishtail-da.com/media14.htm(英文)

Fishtail社の「Focus」は、論理合成可能なRTL(またはネットリスト)と設計制約から、タイミング例外であるフォルスパスとマルチサイクルパスを検出・抽出し、新たなSDCを作成するツールで、「Confirm」は、RTL(またはネットリスト)とSDCファイルを読み込み、タイミング例外の正当性を形式検証するためのツール。当然ながら、「Focus」で生成したSDCファイルの正当性を「Confirm」で検証する事ができる。

STARCは、以前から「Focus」を導入していたが、今回はSTARC最新の設計メソドロジ「STARCAD-CEL V2.0」の標準ツールとしての正式採用で、「Focus」および「Confirm」共に65nmデザイン向けの超低消費電力設計フローを担う一つのツールとして認められた。

発表によると、STARCの行った評価では、100クロック、1000万ゲートSoCにおけるマルチサイクル・パスの検証に成功したという。

※FishTail社の「Focus」および「Confirm」は株式会社ジーダットが日本代理店として販売中
STARC(株式会社半導体理工学研究センター)
FishTail社
※記事提供:EDA Express