シンプリシティ、ASIC検証プラットフォーム「Confirma」の活況と新機能を発表


2008年3月11日、シンプリシティは、ミュンヘンで開催されていたDATE08にて、ASIC検証プラットフォーム「Confirma」の活況と新機能を発表した。

プレスリリース:http://www.synplicity.jp/corporate/pressreleases/2008/SYBJP_0029.html

「Confirma」は、RTLのパーテショニングツール「Certify」、TotalRecallテクノロジを搭載したFPGAデバッグツール「Identify Pro」、プロトタイピング・ボード「HAPS」によって構成されているASIC検証プラットフォームで、昨年のDACでその概要が明らかにされ発売以降、既に半年が経っている。

シンプリシティの発表によると「Confirma」は、この6ヶ月間でBBCをはじめとする世界のエレクトロニクス大手各社から合計で100件超の受注を獲得。事実上の業界標準である「Certify」は、2007年に対前年比の売上高が販売開始以来、最高の数字を記録するなど、ASIC検証ソリューション全体として非常に好調な売上結果を残している。

また、製品のエンハンス・機能アップは順次進められており、今回の発表では以下の新機能が紹介された。

Confirmaプラットフォームの新機能
 ・Certifyソフトウェアと共に出荷される、HAPSボード・トポロジの詳細ボード・ファイルをアップデート。これによってデザインのインプリメンテーションを円滑にし、ボードが持っている最高性能を確保
 ・ボード・トレース遅延情報の追加により、HAPSにインプリメントされ、稼働中のデザインのシステム・ビヘイビアを更に最適化
 ・1枚のボード上の複数個のFPGA間、または複数枚のHAPSボード間でピン多重化を自動挿入。しかもシステム性能全体への影響は最小化

シンプリシティ株式会社
※記事提供:EDA Express