2008年2月25日、論理シミュレータ他、各種ASIC/FPGA設計ツールを手掛ける米Aldec社は、同社の論理シミュレータ「Riviera-PRO」のバージョンアップを発表した。

KARMA-EDA2008-02-26


プレスリリース:http://www.aldec.co.jp/news/news_02_25_2008.htm(英文)

今回バージョンアップされた「Riviera-PRO」は、アルデックが提供する2種類のシミュレータのうちの主にASIC設計をターゲットとした高機能製品で、64ビット環境やアサーション言語、SystemCおよびSystemVerilogをサポートしている。

アルデックによると最新の「Riviera-PRO 2008.02」では、VHDL 2007 (IEEE P1076-2007/D4.0) で改良された新しいデータ型、サブプログラム、演算子、マッチングケースステートメント、ポートマップ内での信号宣言、ブロックコメント等をいち早くサポートした他、IEEE Std 1666-2005に準拠したOSCI SystemC 2.2コンパイラを統合し、SystemC/HDL混在デザインのLinux 32/64ビットOS上でのステップ実行を実現。更にはSystemVerilog DPIとクラスのサポートも強化されている。


また、その他にもDenali社のメモリーモデルコントロール用のコマンド追加、OVLライブラリのアップデート、波形ウィンドウの表示速度の向上など、複数の機能追加/強化が施されているという。

アルデック・ジャパン株式会社
※記事提供:EDA Express