2008年1月22日、フォーマル検証ツールを手掛ける独OneSpin Solutionsは、同社のフォーマル検証ツール「360 Module Verifier」が新たにSVA(SystemVerilog Assetions)およびOVL(Open Verification Library)をサポートした事を発表した。プレスリリース

KARMA-EDA2008-01-24


「360 Module Verifier」は、トランザクションレベルのプロパティと独自記述のアサーションによってRTLを静的に機能検証するツールで、InfineonおよびSiemensのエンジニア達によっ開発された製品。ヨーロッパで複数の大手企業に導入されている実績があり、昨年の「Design Vision Awards」でDesign Verification Tools部門の優秀賞を受賞している。

今回、OneSpinは、「360 Module Verifier」に標準アサーション言語リンクを追加し、これまで対応していなかったSVA(SystemVerilog Assetions)およびOVL(Open Verification Library)をサポート。独自のローカルなアサーション記述のみをサポートしていたこれまでと比較すると、今回の標準アサーション言語サポートにより、設計者は検証品質を高めると同時に検証工数を大幅に削減できるようになる。

尚、標準アサーション言語リンクは通常のバージョンアップとしてツールに反映され、利用にあたって追加のオプション費用等は発生しない。最新の「360 Module Verifier」は、本日から開催するEDSFair2008にて展示される予定となっている。

SystemVerilogアサーション・ハンドブック

SystemVerilogアサーション・ハンドブック

※「360 Module Verifier」に関する詳細は、OneSpin Solutions日本法人にお問い合わせ下さい。
※記事提供:EDA Express