メンターのFPGA向け論理合成「Precision Synthesis」とザイリンクスISEの「SmartGuideテクノロジ」の組み合わせで設計工数を7割削減

2007年12月18日、メンター・グラフィックスは、同社のFPGA向け論理合成ツール「Precision Synthesis」とザイリンクスインプリメント環境「ISE」の「SmartGuideテクノロジ」の組み合わせによって、設計工数を大幅に短縮できる事を発表した。プレスリリース

発表によると、メンターは過去12ヶ月に渡り「Precision Synthesis」と「ISE」の「SmartGuide機能」を使ったテストを実施し、平均してマッピングと配置配線の期間を40%短縮していたことを確認。ザイリンクスで実施されたテストでは、97%以上の部品が変更なしで処理でき、結果品質(QoR)も維持されることが確認できたほか、FPGA設計サービスを手掛ける米Dillon Engineering社が最近行ったテストでは、設計サイクルを70%短縮することに成功したという。

「Precision Synthesis」には、合成結果の品質を損なわずにデザインの変更箇所のみを自動的に再合成する「インクリメンタル合成」が搭載されており、同じく前回のインプリメント結果を活用し、小規模な設計変更に対する再インプリメント時間を短縮する「SmartGuide機能」と組み合わせて活用する事で、デザイン変更を配置配線まで一括して反映する完全自動インクリメンタル設計フローを実現。設計プロセス全体の工数を大幅に短縮できる。

※「Precision Synthesis」に関する詳細は、メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社にお問い合わせ下さい。
※ISEの「SmartGuide機能」に関する詳細は、ザイリンクス株式会社にお問い合わせ下さい。
Dillon Engineering社
※記事提供:EDA Express