2007年10月15日、マグマは、新製品となるATPGツール「Talus ATPG/Talus ATPG-X」を発表した。プレスリリース(英文)

KARMA-EDA2007-10-23


マグマによると新製品「Talus ATPG/Talus ATPG-X」は、マグマのインプリメント環境「Talus」と密接に繋がり「Talus」と同じデータモデルを使うATPGツールで、タイミング、レイアウト、パワーといったデザインデータにアクセスする事で既存のATPGツールが成し得なかった「フィジカル考慮のテスト生成」を実現。テスト品質を向上させ、微細化に伴い新たに発生する故障メカニズムに対応することができる。

また「Talus ATPG/Talus ATPG-X」は、フィジカル考慮のテスト生成機能に加え、ATPGツールとしては初となる「マルチスレッド機能」を備えており、複数の故障モデルをターゲットとした並列的なテストパターン生成が可能。更に「Talus ATPG-X」には、テストデータのオンチップ圧縮機能も用意されており、フィジカル考慮の品質の高い効率的なテスト生成技術とテスト圧縮技術によって、テスト設計のTAT短縮とテストコストの削減に多大な効果を発揮する。

これまでマグマはATPGツールを持っていなかった為、マグマのユーザーはテスト設計にあたり他社製のATPGツールを使うためのデータ準備やファイル移行など、不要な作業を強いられていたが、今回発表された「Talus ATPG/Talus ATPG-X」を利用する事でフィジカル設計と融合した質の高い効率的なテスト設計が実現可能となる。

尚、マグマは、「Talus ATPG/Talus ATPG-X」の発表に伴い、新たにInovys社Source III社とのパートナーシップを発表。テスタとの互換性を確保すると同時に「Talus ATPG/Talus ATPG-X」からテスト・プログラムへのダイレクト・パスを提供していくという。

※新製品「Talus ATPG/Talus ATPG-X」は、10月23日-25日にサンタクララで開催されるthe International Test Conferenceで初公開される予定。

※「Talus ATPG/Talus ATPG-X」に関する詳細は、マグマ・デザイン・オートメーション株式会社にお問い合わせ下さい。
Inovys社
Source III社
※記事提供:EDA Express