エッチ・ディー・ラボが「SystemC動作合成スタイルガイド」を発売〜目指すは世界標準

2007年7月23日、HDL設計の「デザインスタイルガイド」で有名な設計コンサルティング会社、エッチ・ディー・ラボは、新たな設計ノウハウ集「SystemC 動作合成スタイルガイド」の発売を発表した。プレスリリース

発表によると、エッチ・ディー・ラボが作った「SystemC 動作合成スタイルガイド」は、JEITA SystemC ワーキンググループがまとめた「動作合成スタイルガイド構成要件」を参考に、同社が業務を通じて培ってきた生のSystemC設計ノウハウを体系的にドキュメント化したもので、動作合成用SystemC記述のスタイル定義と合わせて、SystemC検証環境の構築方法などSystemCを用いた設計手法に関する解説も盛り込まれている。

「SystemC 動作合成スタイルガイド」に含まれている動作合成用サンプル記述は、SystemCを入力とするForte Design Systems社の動作合成ツール「Cynthesizer」 によって実際にチェックされているという事で、同スタイルガイドは、既にエッチ・ディー・ラボの各種サービスを通じて複数の国内設計プロジェクトで運用中。今後も動作合成技術の進化、商用SystemC動作合成ツールの進歩に併せて随時内容をアップグレードする予定で、2008 年度中には英語版をリリースし「SystemC 動作合成スタイルガイド」の世界標準として普及を目指していくという。

尚、「SystemC 動作合成スタイルガイド」は2007年8月1日から発売開始の予定で、価格は法人向けライセンスで一式300万円から。エッチ・ディー・ラボは初年度10件の受注を見込んでいるという。

※「SystemC 動作合成スタイルガイド」に関する詳細は、株式会社エッチ・ディー・ラボにお問い合わせ下さい。
JEITA:(社)電子情報技術産業協会Forte Design Systems社
※記事提供:EDA Express