Tektronixがシーケンスの「Cool」シリーズ製品を一括採用〜社内ASIC開発の「パワーサインオフ」ツールとして活用

2007年7月10日、消費電力関連をはじめとする各種解析・最適化ツールを手掛ける、米シーケンスデザインは、世界的な計測機器メーカーTektronix社が同社の「COOL」シリーズ製品を導入したことを発表した。プレスリリース(英文)

シーケンスの発表によると、Tektronixはローパワーデザインツール「COOL」シリーズの「COOL CHECK」、「COOL TIME」、「COOL POWER」の3製品を全て導入。これにより、スタティック及びダイナミックなIRドロップ解析、レイアウトレベルでの消費電力最適化、パワーグリッド検証を統合された環境内で並列に処理できるようになり、不要な処理間のイタレーションを排除。デザインの収束時間を短縮することに成功した。

Tektronixの責任者David McKinney氏(Tektronix engineering manager、CMOS ASICs) のコメントによると、同社は、シーケンスの「COOL」シリーズ製品を総合的なパワーマネンジメントを行う「パワーサインオフ環境」として、社内のASIC開発に適用していく予定だという。

シーケンスデザイン株式会社
テクトロニクス社
※記事提供:EDA Express

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