検証ツールの米Axiom社、インドのEDAベンダSysChip社を買収してカバレッジ機能を強化

2007年5月18日、アサーションベース検証にも対応するシミュレーション環境を提供する、米Axiom Design Automation社は、インドのEDAツールベンダSysChip Design Technologies社を買収した事を発表した。プレスリリース(英文)

買収金額については明らかにされていないが、Axiomの狙いは、SysChipの開発した「Protometer」と呼ばれる技術の獲得で、この技術を自社製品「MPSim」に取り込み、そのカバレッジ機能を強化する計画。

「Protometer」は、SysChipが独自開発した一般的なプロトコルを対象とした、プロトコル検証のカバレッジゴールを判断する技術で、この技術によってAxiomの「MPSim」は、コードカバレッジ、機能カバレッジに加え、プロトコルカバレッジにも対応できるようになるという。

ちなみにAxiomの「MPSim」は、アサーションベース検証、テストベンチ自動生成、デバッグカバレッジといった検証機能が統合されたシミュレーターで、SystemVerilog、Verilog、PSL、 SystemCをサポート。マルチCPUデザインにも対応している。

現在、日本国内向けの製品供給は丸紅ソリューションが代理店となっており、来月サンディエゴで開催される第44回DACでは、早くも「Protometer」技術を取り込んだ「MPSim」を展示する予定だという。

※Axiom社製品に関する詳細は、丸紅ソリューション株式会社にお問い合わせ下さい。

※記事提供:EDA Express

Verilog‐HDLによるテストベンチ―アサーション検証の効率化のために

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