2007年4月10日、シーケンシャル等価性検証ツール「SLEC」を手掛ける、米Calypto Design Systems社は、先頃発表したばかりの新製品「PowerPro CG」がCommon Power Format 1.0 (CPF)をサポートする事を発表した。

KARMA-EDA2007-04-10


現在、Si2が標準化を進めている「CPF」は、デザインの低消費電力化のための共通記述フォーマットで、タイミング設計における「SDCフォーマット」のようなもの。元々はケイデンスを中心とした「Power Forward Initiative」が仕様の策定を進めてきたもので、現在はCalyptoも参画しているSi2の「Low-Power Coalition (LPC)」がその活動を引き継いでいる。
※SDC:Synopsys Design Constraints
※Si2:Silicon Integration Initiative

「PowerPro CG」は、Calypto独自のシーケンシャル・アナリシス技術を用いてRTLコードを自動的に最適化するツールで、面積・タイミングに影響を与える事無く最大60%の消費電力を削減することが可能。今回、新たに「CPF」をサポートすることによってPowerフォーマットに対する間口を広げ、サードパーティ・ツールとのより柔軟なインターオペラビリティを実現する事を目指すという。

※関連情報
米Calypto社、業界初の手法でRTLのPower最適化を行う「PowerPro CG」を発表〜顧客設計データで最大60%の消費電力を削減

※記事提供:EDA Express

EDA for IC System Design, Verification, and Testing (Electronic Design Automation for Integrated Circuits Hdbk)

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