2007年3月27日、シノプシスは、ルネサステクノロジが社内のSoC設計フローに配置配線ツール「IC Compiler」を採用した事を発表した。プレスリリース(英文)
発表によるとルネサスは、0.13μm、350万ゲート以上、5つの機能モードを持つコンシューマ・デザインを用いて「IC Compiler」のあらゆるオプション機能を評価。
その結果、「XPSテクノロジ」を核とした優れたマルチモード最適化機能が、異なる機能モードの全てのタイミングをコンカレントに最適化し、クロックスピードを向上すると同時に回路面積も削減できる事を確認。
複数モードにおけるタイミングの最適化というニーズを満たし、設計時間を短縮できる最適な製品として「IC Compiler」の採用を決定した。 ※XPS:Extended Physical Synthesis
尚、ルネサスは、主流製品となるコンシューマ・デザインを最適化(=高性能化)できる「IC Compiler」の能力とその価値を高く評価。その統合された配置配線環境が、複数モードのデザインに限らず単一モードのデザインにおいても有効である事を確認したという。
※記事提供:EDA Express
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